舞城王太郎=小沢健二って趣味が悪い

文芸誌をナナメに読むブログ
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先日、枡野浩一さんとゴニョゴニョあったようです。
それに関しては特になんとも思わないのですが、枡野浩一さんがご自身のブログの中で以下のようなことをおっしゃっていました。

ちなみに、
舞城王太郎の正体は小沢健二
という一部で流行した都市伝説は、
数年前の四月馬鹿に私が創作して流布させました(本当)。
http://masuno.de/blog/2010/04/28/post-177.phpの記事より引用いたしました。

そういえばmixiでそんなような話題を目にしたことがあったような気がします。
それにしても、「舞城王太郎小沢健二」って、えらく趣味が悪いと思います。
ここでの趣味が悪いとは、「面白くもなんともない事」です。
思わず信じてしまいそうなものか、トンデモか、「嘘をついた事」をネタにするのであれば、そういうものでないとつまらないです。
舞城王太郎の本を読んだことがあり、小沢健二の楽曲を聴いたことがある、という人なら、「舞城=オザケン」と聞いても、相手にしないでしょう。
そのかけ離れた具合が嘘として面白い、というのでしょうか。それにしても、トンデモにもならない。全くもって嘘としては駄作です。
実際、枡野さんは「流布」したとおっしゃっていますが(自分ついた嘘の中で一番多くの人を騙したものだとも)、言うほど広まっていなかったと思うのですが。
面白い・興味深いと思った人が多ければ、嘘はどんどん広がっていきます。いかにも本当らしい嘘も。
ドラえもんの最終回とかね。私は趣味じゃないですが。(「さようなら、ドラえもん」が、最終回として一番好きです)
まあ、「多くの人」というは、どれくらいが「多く」なのか人それぞれだと思いますので、「全然多くの人を騙してないじゃん」とも言い切れないのでしょうけど。
100人騙しても少ないという人もいるし、2人騙したら多い、という人もいると思いますし。
私が知らないだけで、その嘘がつかれた頃には、話題になったのかもしれません。枡野さんの一部で、とおっしゃってますし。
なんにしても、舞城=オザケンはつまらない嘘ですし、それを今になって持ち出すということもひっくるめて、趣味が悪いなあ、と。
というか、このエントリの中で持ち出す必要無いと。



それで、ちょっと考えてみたのですが。
私だったら、
舞城王太郎の正体は田中ロミオだった!
っていう嘘をつきます。


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